柴田勝家とお市
公開日:
:
最終更新日:2016/02/25
大河ドラマの登場人物 お市の方, 柴田勝家, 浅井長政
柴田勝家とお市 について。
2011年大河ドラマ「江」のヒロイン・江姫の母であるお市。
2度の結婚歴があります。江たち3姉妹の父である浅井長政と
そして、お市の再婚相手となる柴田勝家です。
浅井長政(1545年生まれ)とお市の方(1547年生まれ)は、
年齢も近かったのですが、柴田勝家(1522年生まれ)とは、
かなり歳が離れた夫婦でした。
お市の方が37歳、柴田勝家が62歳での結婚となるわけですが、
本能寺の変がなかったら確実に再婚していない夫婦です。
大河ドラマのようにお市の再婚は、羽柴秀吉の勢いを抑える
ためだったのでしょうか?結婚の至った背景が気になります。
≪柴田勝家とお市の方の結婚の背景≫
・織田信孝が家臣筆頭の柴田家との関係を強めるため
(羽柴秀吉に対抗するため)
・織田信長死後、3姉妹の庇護者が必要だった
・秀吉の勧めがあった
結婚生活は、わずか1年ぐらいで最期を迎えるわけですが、
お市は、夫・柴田勝家とともに自害することを選びました。
小谷城の落城で夫だけを死なせてしまった後悔もあったのか
2度目の夫とは、潔く運命をともにすることに決めたようです。
戦国時代の高貴な身分の女性たちは、夫が亡くなったり
離縁しても何度も政略結婚の犠牲になったりします。
2度、3度の結婚なんて珍しくなく時代だったのですね。
江も3度の結婚歴があります。
未亡人になった時の年齢がまだ若いのなら何度でも嫁ぐ事ができる。
また、若くして未亡人になっても出家する女性もいました。
夫への貞節を守るためかそれとも政略結婚の犠牲になりたくないのか?
戦国時代の女性の生き方にとても興味があります。
関連記事
-
-
源行家 死神と言われた男の最期とは?源頼朝、源義経、源義仲の叔父
さて、本日取り上げるのは源頼朝・源義経・源義仲の叔父にあたる源行家(みなもとのゆきいえ)になります。
-
-
北条時房 北条政子・義時の異母弟で鎌倉幕府の初代連署を務める
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の登場人物、最近は13人の御家人を紹介してきましたが、それ以外の人物・・
-
-
江が溺愛した徳川忠長の子供はあの松平長七郎!?
徳川家光の弟で、家光よりも出来が良く、江が溺愛したとされる徳川忠長。 最期は、家光の邪魔となり28
-
-
明智光秀の母 お牧の方は人質になり非業の最期を遂げたのは嘘!
大河ドラマ「麒麟がくる」いよいよ始まりましたね。 最初観た時、映像が鮮やかで衣装も何だか綺麗す
-
-
細川藤孝 明智光秀の盟友で細川ガラシャの義父!世渡り上手な文化人
前回は、異母兄の三淵藤英を取り上げたので、今回はその弟である細川藤孝を取り上げたいと思います。後の細
-
-
鳥居元忠 伏見城の戦いで壮絶な最期!徳川家康の忠臣で子孫も恩恵を受ける
大河ドラマ「どうする家康」で、鳥居元忠を演じるのは音尾琢真さんです。家康の数多くいる忠臣の中でも忠義
-
-
藤田伝吾 本能寺の変や山崎の戦いで活躍した明智五宿老の一人
大河ドラマの印象的な登場人物を紹介するという事で、今回の記事では藤田伝吾を取り上げたいと思います。
-
-
大政所 豊臣秀吉の母なかの生涯について!嫁の北政所ねねとの嫁姑仲は?
豊臣秀吉や豊臣秀長、そして旭姫の母である大政所を取り上げますね。 大政所の呼び方は、「おおまん
-
-
足立遠元 13人の一人であり安達盛長とは年齢逆転した甥と叔父の関係
鎌倉殿の13人(鎌倉幕府、13人の合議制)を紹介という事で、今回取り上げますのは足立遠元(あだちとお
- PREV
- 豊臣秀吉 について
- NEXT
- 江 あらすじ 8話【初めての父】