*

明智光秀の母 お牧の方は人質になり非業の最期を遂げたのは嘘!

スポンサーリンク

大河ドラマ「麒麟がくる」いよいよ始まりましたね。

最初観た時、映像が鮮やかで衣装も何だか綺麗すぎるなぁと思いましたが、観て行くうちに目が慣れて気にならなくなりました。

それと、初回の視聴率が19.1%と良かったようですね。やっぱり大河ドラマは戦国時代がいいよなぁと思いました。

それで「麒麟がくる」の初回に登場した人物の中で気になったのが、主人公、明智光秀の母であるお牧の方です。石川さゆりが演じていますね。

お牧の方がどのような人生を歩んだのか調べてみました。

明智光秀の母 お牧の方について

お牧の方は、若狭国の7代目当主・武田信豊の娘であります。そして、明智光隆の結婚して明智光秀の母となります。

若狭武田氏の出身であることは、明智家の系図ではっきりとわかっています。

しかし、史実ではっきりと分かる事はこれだけです。

ただ、明智光秀の母といえば・・・。

明智光秀の母 お牧の方は人質として悲劇的な最期を遂げる?

お牧の方と言えば、よく知られているのがその悲劇的な最期でしょうか?

お牧の方の最期は、人質として殺されたと伝えられています。

ただし、お牧の方の最期については信憑性に乏しく後世につくられた書物の創作である可能性が高いそうです。と言うかほぼ確実に創作との研究結果が出ているらしい。

しかし、世間には「明智光秀の母が人質として殺されたことが本能寺の変につながった」という説がよく知られているので、大河ドラマ「麒麟がくる」でもどのように描かれるのか注目したいと思います。

明智光秀の母 お牧の方の人質事件とは?

創作の可能性が高いとは言え、一応、お牧の方が人質とされた事件を書きますね。

明智光秀が主君・織田信長の命令で丹波国の八上城攻めをしていた際、難攻不落と言われる八上城が中々、落ちないことで城の主の波多野秀治にある話を持ち掛けます。

それが、織田方に下ることで波多野氏の領土と助命を約束する。その証として自分の母、お牧の方を人質として差し出すというものでした。

光秀が自身の母親を人質にするならと安心したのか波多野氏は降伏して織田信長の元に出向くのですが、そこは冷徹と言われた信長ですので、約束を破って波多野氏を磔にして殺害してしまうのです。

その事で八上城にいたお牧の方は波多野氏と同じように磔にされて殺されたそうです。

後々、光秀の心の中には結果として自分の母を殺された恨みが織田信長へと向かいやがて本能寺の変という謀反につながったのではないかと言われています。

明智光秀の母 お牧の方は人質でない理由

お牧の方が、八上城で人質になり殺害された話が創作だと言われる理由は、後世の書物だけでなく、検証の上でも違うと分かります。

まず、八上城攻めではすでに餓死者も出るほど悲惨な状況で降伏寸前だったと言われています。完全なる勝ち戦なのに母を人質にわざわざ差し出すのでしょうか?

明智光秀の母 お牧の方が人質として殺害されたというのはやっぱり根拠に乏しいと思います。

スポンサーリンク

関連記事

北条時房 北条政子・義時の異母弟で鎌倉幕府の初代連署を務める

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の登場人物、最近は13人の御家人を紹介してきましたが、それ以外の人物・・

記事を読む

お振の方と千代姫

徳川家光の側室といえば、「お万の方」「お玉の方」「お楽の方」「お夏の方」が有名です。っていうか、この

記事を読む

豊臣秀吉 について

豊臣秀吉 について。 「織田信長」「豊臣秀吉」「徳川家康」の天下獲り3人は、 日本人なら誰でも知

記事を読む

源倫子のおかげで藤原道長は出世した?子供に恵まれて長生きだった

2024年大河ドラマ「光る君へ」の第3回から登場している源倫子(みなもとのともこ)を取り上げますね。

記事を読む

千姫の生涯 豊臣秀頼との夫婦愛

千姫の生涯 豊臣秀頼との夫婦愛。 大河ドラマ「江」第39話で、豊臣秀頼に側室が出来て 嫡男が誕生

記事を読む

於愛の方(西郷局)の死因は毒殺?心労による死?美人薄命の家康側室

徳川秀忠の生母であり徳川家康に寵愛されたという於愛の方(西郷局)を取り上げますね。大河ドラマ「どうす

記事を読む

清少納言と紫式部は犬猿の仲!?2度の結婚と藤原定子への宮仕え

紫式部のライバルとして名高い清少納言を取り上げます。 大河ドラマを観てから教科書にも載っていた

記事を読む

三善康信 鎌倉殿の信頼厚い幕府の初代問注所執事!子孫が職を世襲

鎌倉殿の13人という事で、本日は三善康信(みよしやすのぶ)を取り上げます。 三善康信は、もとも

記事を読む

足利義輝 剣豪で知られる悲運の最期を遂げる足利13代将軍!

大河ドラマ「麒麟がくる」の登場人物という事で、今回は室町幕府の第13代将軍・足利義輝をクローズアップ

記事を読む

源範頼 源頼朝の弟で源義経と比較されて凡将?最期は謀反・・・

源平合戦の最終章・・・源義経がついに平氏を追い詰めていくストーリーを大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では

記事を読む

藤原定子 夫・一条天皇に寵愛されたが実家の没落に見舞われた悲運の皇后

母の高階貴子や清少納言は取り上げたのですが、肝心の藤原定子を取り上げて

藤原宣孝 紫式部の夫で歳の差20歳以上?結婚生活は約3年で死別する

紫式部は、源氏物語という名作を世に出しましたが、当の本人は清少納言や和

清少納言と紫式部は犬猿の仲!?2度の結婚と藤原定子への宮仕え

紫式部のライバルとして名高い清少納言を取り上げます。 大河ドラマ

藤原道長の妻 源明子は本来なら女王の身分!源倫子との格差が大きい

藤原道長には、嫡妻である源倫子のほかに妻がもう一人います。源明子と言っ

藤原実資とその妻・桐子の夫婦仲は?日記「小右記」は本当にあった

お笑いの「ロバート」秋山竜次が、大河ドラマ「光る君へ」で藤原実資を演じ

→もっと見る

PAGE TOP ↑