*

松平広忠は「どうする家康」の主人公・徳川家康の父!死因は病死と暗殺説があるが真相は?

大河ドラマ「どうする家康」の主人公・徳川家康の父親である松平広忠(まつだいらひろただ)を取り上げますね。ちなみに家康の母親・於大の方は過去に紹介してます。

松平広忠は、24歳の若さで亡くなった事もあり、家康の父としては映画やドラマでもあまり出演の機会がありませんでした。

2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」では、浅利陽介が広忠役を演じていましたが、「どうする家康」では飯田基祐が演じますよ。

松平広忠の生涯

松平広忠の生まれは1526年4月と伝わりますが、他の説もありです。

広忠の出身は三河(現在の愛知県岡崎市)になります。父は松平清康、母は青木貞景の娘。弟に松平信康(通称・源次郎)がいます。

性格は伝記ものや関連漫画を見た限りでは温厚で子煩悩に描かれる事が多いですが、謎が多い人物でもありますね。

1535年、広忠10歳の頃に父の松平清康が殺されてしまいます。いわゆる森山崩れと言われるものです。命までも狙われることが多くなり伊勢などに一時逃亡します。

その後、1537~1540年頃に三河に移されて岡崎城に戻って於大の方と結婚します。そして、1542年に竹千代(徳川家康)が誕生するというわけです。ただ、於大の方とはすぐに離縁となりますが・・・。

松平広忠の初陣は1545年、織田氏と争った安城畷での戦いと言われています。以後は今川氏の協力を得ながら、主に織田氏との争いに明け暮れました。

1548年の小豆坂の戦いにも勝利しましたが、その翌年である1549年に死去したと言われております。

松平広忠と森山崩れ

松平広忠の人生を語る上で転機となったのが、1535年の森山崩れと言われる事件であります。

この事件では、父の松平清康が家臣の阿部正豊に暗殺されてしまい、当時の松平氏がボロボロになりました。広忠は、わずか10歳という若さで命を狙われ逃亡生活に追い込まれてしまいました。

この森山崩れがあったがために松平広忠の人生が大きく変わりました。

松平広忠、竹千代を人質にとられる

松平広忠が、嫡男の竹千代を今川氏や織田氏に人質としてとられる背景についてですが、大河ドラマ「どうする家康」でも苦悩する松平広忠が描かれていましたね。

まず、竹千代がはじめて人質になったのは、1545年の松平氏と織田氏との争い時に遡ります。その時、広忠は今川氏へ協力を要請します。その代償として幼き息子を人質として差し出す事になったのです。

当時は、裏切りや下克上が当たり前の混乱期にて竹千代はいつ命を失ってもおかしくはない状況でありました。

ただ、この竹千代が当初預けられていた今川氏の元から織田氏へ。またその織田氏から今川氏の元へと行き来する中で、松平家がお家断絶とまでは行かずギリギリ存続するのです。

三河の弱小大名だった松平広忠、そして、その嫡男である家康が台頭して戦国の世を席巻するとは誰も想像しなかった事と思います。

松平広忠の最期

松平広忠は、織田氏との小豆坂の戦い(1548年)の翌年、1549年3月に亡くなったとされています。

死因は、病死とも言われていますが、色んな説があります。戸田康光の裏切り行為で亡くなった説、岩松八弥に脇差で両断された説、三河の一揆により暗殺された説など多数の説があります。

ただ、20代という若くして亡くなったのは確かであとは正確にはわかっていない部分が多いようです。

ab

広告

関連記事

鳥居元忠 伏見城の戦いで壮絶な最期!徳川家康の忠臣で子孫も恩恵を受ける

大河ドラマ「どうする家康」で、鳥居元忠を演じるのは音尾琢真さんです。家康の数多くいる忠臣の中でも忠義

記事を読む

no image

祇王祇女と仏御前

平清盛の寵愛をうけた白拍子ということで、ドラマにも登場した祇王祇女、そして仏御前について取り上げたい

記事を読む

以仁王 木村昴が演じる後白河法皇の第三皇子!源氏に平氏打倒の令旨を促す

「ドラえもん」のジャイアン声優でおなじみの木村昴が、初の大河ドラマ出演で話題になりました。木村昴の「

記事を読む

江が溺愛した徳川忠長の子供はあの松平長七郎!?

徳川家光の弟で、家光よりも出来が良く、江が溺愛したとされる徳川忠長。 最期は、家光の邪魔となり28

記事を読む

五徳姫の十二ヶ条の訴状とは?築山殿・松平信康との不仲原因

大河ドラマ「どうする家康」からの登場人物、紹介していそうでしていなかった五徳姫を今更ながら紹介したい

記事を読む

no image

祇園女御

NHK大河ドラマ「平清盛」に出てくる登場人物を紹介していきます。 トップバッターは、祇園女御です。

記事を読む

於大の方 徳川家康の母で実子に対しては非常に愛情深い女性

大河ドラマ「麒麟がくる」の登場人物を紹介しております。 今回は、竹千代(後の徳川家康)の生母で

記事を読む

平賀朝雅の最期とは?鎌倉殿になれず畠山重忠の乱の原因にもなった人物

北条時政とりく(牧の方)の娘婿である平賀朝雅を取り上げます。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」での平賀朝雅

記事を読む

保科幸松(保科正之)

保科幸松(保科正之) について。 2011年の大河ドラマ「江~姫たちの戦国」が、 最終回を迎

記事を読む

初 常高院について

初 常高院について。 大河ドラマ「江~姫たちの戦国」で、水川あさみが演じる ヒロイン・江姫の姉、

記事を読む

ab

広告

ab

広告

藤原定子 夫・一条天皇に寵愛されたが実家の没落に見舞われた悲運の皇后

母の高階貴子や清少納言は取り上げたのですが、肝心の藤原定子を取り上げて

藤原宣孝 紫式部の夫で歳の差20歳以上?結婚生活は約3年で死別する

紫式部は、源氏物語という名作を世に出しましたが、当の本人は清少納言や和

清少納言と紫式部は犬猿の仲!?2度の結婚と藤原定子への宮仕え

紫式部のライバルとして名高い清少納言を取り上げます。 大河ドラマ

藤原道長の妻 源明子は本来なら女王の身分!源倫子との格差が大きい

藤原道長には、嫡妻である源倫子のほかに妻がもう一人います。源明子と言っ

藤原実資とその妻・桐子の夫婦仲は?日記「小右記」は本当にあった

お笑いの「ロバート」秋山竜次が、大河ドラマ「光る君へ」で藤原実資を演じ

→もっと見る

PAGE TOP ↑