独眼竜政宗の両親 伊達輝宗の最期と義姫の毒殺未遂事件について
大河ドラマは、「麒麟がくる」が休止中ということで、6月14日放送分は1987年の「独眼竜政宗」の名場面特集でした。主演の渡辺謙が当時のエピソードを語っていましたね。
とても懐かしいと思うと同時にやはり30年以上前の作品ということで映像が古いなぁと感じました。それでもやっぱり名場面の放送という事もありますが、引き込まれるように見入ってしまう程面白かったです。
特に印象に残った「独眼竜政宗」のシーンなどを書き出してみたいと思います。
大河ドラマ「独眼竜政宗」で印象に残ったこと
・主人公の政宗役・渡辺謙が当時28才なのが衝撃だった
・後藤久美子がやっぱり素晴らしいほど美少女だった
・いかりや長介が登場して何だか嬉しかった
・片倉小十郎役は西郷輝彦(江戸を斬るでファン!)だった
・猫御前だー!この名前インパクトあるよなぁ
・勝新太郎の秀吉、これがイメージ通りの秀吉
当時、「独眼竜政宗」が放送された時、私はまだ子供でしたので、所々しか覚えていなくて、例えば猫御前のように名前にインパクトある人物は凄く覚えているのですが、今、改めてみるとこの人があの役をしていたとか思い全編、もう一度見てみたいと思いました。
そして、何といっても「独眼竜政宗」で最も印象に残ったのは政宗の両親との場面です。父の伊達輝宗の死、そして母・義姫に毒を盛られるシーン、当時の私はこのシーンを全然覚えていないのです(汗)
父・伊達輝宗の悲しき最期
大河ドラマ「独眼竜政宗」のとても印象的だった場面の一つとして政宗の父、伊達輝宗の非業の死があります。
伊達輝宗が非業の死を迎えた背景は、次の通りです。
二本松城主だった畠山義継が政宗から攻撃された際、潔く降伏をしますが、政宗は和睦の条件として領地の殆どを没収しようとしました。そして、僅かに居住地であった二本松を残すばかりでとことん追い詰めました。
その恨みを買って畠山義継は伊達輝宗を拉致します。そして、政宗が畠山義継を討とうとして高田原という場所まで追いつきます。伊達輝宗は敵のもとにいたので自分も撃てと叫び政宗が敵に降伏しなくてもいいように非業の死を迎えたという事です。
ただ、伊達輝宗の最期はいろんな説があり上記のように父を犠牲にして敵を倒せという説や政宗が戦いを仕掛けてくると知った畠山義継が、人質の意味を持たなくなった輝宗を刺殺したという説、政宗が実は疎ましく思っていた父を敵もろとも撃ち殺したという説があるそうです。
畠山義継の死後(遺体)の扱いから政宗が父を疎んじるという事はないと思われます。
母・義姫の毒殺未遂事件
そして、伊達政宗の母・義姫も強烈な印象を残しましたね。
母が息子を殺そうとするあの場面です。
義姫は、嫡男の政宗を疎んじて弟の小次郎を可愛がりました。このパターン凄く多く感じてしまいます。信長もそうですよね。江戸時代になりますが、徳川家光もそうです。
政宗は母・義姫の実家、最上氏と対立を深めていったこともあり余計、政宗よりも小次郎を家督にと義姫自身思ったのかもしれません。
政宗が小田原征伐に発つときに義姫は政宗を毒殺しようとしますが失敗に終わります。それがきっかけになったのか後に弟・小次郎は政宗の手によって殺害されたと伝わります。政宗は小次郎をよほど憎んでいたのか7代先まで勘当を言い渡したそうですね。
ただし、義姫の政宗毒殺未遂事件ですが、確たる史料もなく創作である可能性があるとの事です。又、最悪な状態の母子関係にみえますが、親しい文のやりとりや義姫が仙台の地で亡くなってる事から晩年は和解したとも伝わっています。
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