第1回・ふたりの父
2012年NHK大河ドラマ「平清盛」がスタートしました。
ドラマの始まりは、源氏の棟梁である源頼朝が妻の北条政子と共に平家滅亡の知らせを受ける場面。
壇ノ浦の戦いで栄華を誇った平家一門が滅亡した知らせに、家来たちは皆歓声をあげて喜ぶ。
しかし、頼朝は平清盛という武士の世をはじめて作った男のことを思い出していた。
平家滅亡の時は、もちろん平清盛は亡くなっています。
時は遡って、武士が朝廷や王家の犬と呼ばれていた頃のはなし。
この頃の武士は、朝廷からの命令で盗賊の捕まえて殺したりしていた。
いわゆる汚れ作業をしていたので貴族たちにも見下されていた。
その頃の権力者は、白河法皇で上皇となってもまだ権力を握っていた。
そんな白河法皇の命を受けて源為義はある女を探していた。
その女は舞子と言って院の御所に出入りする白拍子だった。
舞子は、白河法皇の子を身ごもっていた。
しかし、その子は不吉な子として命を狙われていた。
鳥羽天皇の后である璋子が体調が優れないのは、舞子の身ごもっている子が原因とされたからだ。
ある日、平氏の嫡男、平忠盛は盗賊を殺して川で血を洗い流している時に舞子に出会う。
命を狙われて必死に逃げようとする舞子に対して忠盛は屋敷にかくまい子供を産ませる。
この子供が後の平清盛です。
いつしか忠盛と舞子は心を通わせるが、源為義に見つかってしまう。
舞子は白河法皇のもとに引き出されたが、祇園女御と忠盛の助命嘆願で子供の命は助かる。
しかし、白河法皇は残酷な命令を下す。
子供の代わりに舞子を忠盛の手で殺せと言うのだ。
窮地に陥った忠盛を見かねた舞子は、子供を忠盛に託す。
そして、法皇のもとに刃物を向けるが弓矢にあたり命を落とす。
舞子の子供は、忠盛の子として「平太」と名付けられる。
数年後、朝廷では、白河法皇の命令で鳥羽天皇が急遽、譲位させられた。
そして、鳥羽天皇の后である璋子は、なんと白河法皇と関係を持っていたのだ。
ひとり苦しむ鳥羽天皇。
一方、少年になった平太は父(養父)忠盛や母(養母)宗子の実子として育っていた。
弟も生まれたが、ある日、自分が両親の本当の子ではない事を知ってしまう。
そして、実父が白河法皇であることも知ってしまう。
忠盛に出生の秘密を打ち明けられた平太は、忠盛に「強くなれ」と突き放される。
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