五徳姫の十二ヶ条の訴状とは?築山殿・松平信康との不仲原因
大河ドラマ「どうする家康」からの登場人物、紹介していそうでしていなかった五徳姫を今更ながら紹介したいと思います。
五徳姫は、義母・築山殿と夫・松平信康を死に追いやったきっかけをつくった人物という印象が強かったです。父・織田信長に築山殿と信康に対する訴状を出さなかったらこのような悲劇は生まれませんでした。(史実通りかは分かりません)
あいにく築山殿も五徳姫もドラマ「どうする家康」ではよい女人として描かれているので救いようがありますが・・・。
五徳姫 織田信長の長女
五徳姫は、1559年(永禄2年)10月に戦国大名・織田信長の長女として誕生しました。生母は、信長の寵愛深かった側室の生駒吉乃だとされています。
名前は、「おごとく」と伝わっていてドラマなどでは「徳姫」や「五徳」と呼ばれることが多いですね。「どうする家康」では「五徳」と呼んでいますね。
1567年(永禄10年)5月に徳川家康の嫡男・松平信康の正室として嫁ぎます。この時、五徳姫は7歳ぐらいで、信康とも同い年になります。のちに五徳姫は岡崎に入ったことで岡崎殿という名前で呼ばれるようにもなりました。
さて、気になるのは二人の夫婦仲ですが、残念な事にあまりよろしくありませんでした。
五徳姫と松平信康の夫婦仲は?
五徳姫は、松平信康と結婚したあとに女の子がふたり誕生しています。1576年(天正4年)に登久姫、1577年(天正5年)に熊姫を年子で産んでいるのです。
しかし、男子誕生を願う義母の築山殿が、信康に他の女性を迎えさせようとします。信康が側室を何人か娶ったために五徳姫と築山殿の仲がこじれていくのです。
五徳姫は、不妊だったわけではないですしまだ20歳にもなっていません。まだまだ男子が生まれる可能性大ですよね。これは五徳姫からしたらたまったものではありません。
終いには、五徳姫と信康まで不仲になってしまい家康と信長どちら側の父親も二人の仲を心配して岡崎までやってきたほどです。
五徳姫の十二ヶ条の訴状
五徳姫と築山殿・松平信康の不仲が決定的になった1579年(天正7年)。ついに五徳姫は、父である織田信長に十二ヶ条の訴状なるものを書き送りました。
この訴状は、築山殿と信康の悪口だらけの内容です。築山殿が武田氏と内通していたとか信康の気性が荒いなど・・・。
この訴状を読んだ信長は、徳川家康の家臣である酒井忠次を通して築山殿と信康を殺害するように命じました。
その後、築山殿は、浜松城に向かう途中の遠江国小藪村で殺害されてしまいます。そして、信康もまた二俣城で切腹して果てました。
ただ、五徳姫が書いたとされる十二ヶ条の訴状は不可解な点が多くあり実際は家康と信康の対立、もしくは五徳姫の手紙が訴状として利用された可能性があるそうです。
五徳姫の最期は?
夫の松平信康が自害したあとの五徳姫はどうなったのか?
五徳姫は、築山殿事件から半年ほど経った1580年(天正8年)2月に義父・徳川家康と会ったのちに岡崎城を出ていきました。そして、信康との間に生まれた二人の娘は家康の元に置いていきました。娘たちはまだ4歳と3歳という幼さでした。
その2年後に本能寺の変がおきて最大の庇護者である父・信長を失いますが、その後も織田家や豊臣家、そして徳川家などに庇護されて最期は移り住んだ京都で亡くなりました。78歳で天寿を全うした五徳姫は、信康以外に嫁ぐことは生涯ありませんでした。
そして、五徳姫の2人の娘たちですが、長女の登久姫は、小笠原秀政に嫁ぎました。そして、次女の熊姫は本多忠政に嫁ぎました。
五徳姫役は誰? 歴代大河ドラマ
現在、放送中の大河ドラマ「どうする家康」で五徳姫を演じていたのが、久保史緒里さんです。私、この方を知らなくて・・・。乃木坂46のメンバーでした。ドラマ観ていて可愛いと思っていたらやっぱりアイドルでしたね!
「どうする家康」では五徳姫の少女時代も描かれていました。演じたのが松岡夏輝ちゃんです。勝気な感じを上手く表現していて子役ながら流石だと思いました。
歴代の大河ドラマで五徳姫を演じた役者は、1983年「徳川家康」では、田中美佐子。そして、1992年「信長 KING OF ZIPANGU」では成田恵が演じました。意外と大河ドラマで五徳姫の登場は少ないみたいですね。
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