堀河局 百人一首の女流歌人
今回、取り上げるのは堀河局です。
大河ドラマ「平清盛」では、りょうが演じています。
第4話で、堀河局が歌を披露しています。
そうなんです、堀河局は百人一首にも作品を残している有名な女流歌人でした。
百人一首の中で、官能的な恋歌を残しています。
女房三十六歌仙・中古六歌仙の一人でもあります。
佐藤義清(西行)との歌合わせをした通り後々、堀河局と西行は交流を深めます。
ドラマでは、西行と待賢門院璋子の橋渡し役をするのですが、これはフィクションですね。
仕えている待賢門院璋子が天然なので、いつも心配していて神妙な顔つきをしています。
堀河局についてもう少し詳しく紹介します。
神祇伯(神を祀る)源顕仲の娘で、待賢門院藤原璋子の女房だった。
藤原璋子に仕えていた時に「堀河」と呼ばれるようになる。
実妹(上西門院兵衛)も藤原璋子に仕えていました。
この姉妹は、どちらも歌の才能があり連歌を残しています。
藤原璋子が落飾した時に堀河局も一緒に出家しています。
結婚していたが、夫とは死別している。
「待賢門院堀河集」には、幼い子供を残して亡くなった夫の歌を読んでいます。
堀河局の子供は、堀河局が宮仕えだったため、夫が養育したようです。
関連記事
-
-
源頼家の正室はどちら?若狭局(せつ)と辻殿(つつじ)は御台所にならず
鎌倉幕府の2代将軍、源頼家の正室というか御台所は一体誰なのか? 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に
-
-
三善康信 鎌倉殿の信頼厚い幕府の初代問注所執事!子孫が職を世襲
鎌倉殿の13人という事で、本日は三善康信(みよしやすのぶ)を取り上げます。 三善康信は、もとも
-
-
統子内親王(むねこないしんのう)
久々に朝廷側の人物を取り上げたいと思います。 統子内親王(上西門院)という女性で、大河ドラマ「平清
-
-
徳川将軍家 夫に冷遇された御台所
江は、徳川将軍家で唯一の次期将軍を生んだ御台所であり、夫からも大切にされた女性です。御台所の中では、
-
-
朝倉義景 織田信長に徹底マークされて滅んだ越前の守護大名
大河ドラマ「麒麟がくる」の越前編がスタートしましたね。新しい登場人物として、主人公の明智光秀が落ち延
-
-
穴山梅雪の最期が悲惨?正室の見性院は徳川家康の庇護を受け長生きする
まだ、続いてます~大河ドラマ「どうする家康」の登場人物紹介!武田家の家臣・穴山梅雪(穴山信君)を取り
-
-
松平昌久の裏切り 三河一向一揆で徳川家康から敵側に寝返った後はどうなる?
徳川家康の家臣・松平昌久(まつだいらまさひさ)を取り上げます。昌久は、主君・家康に付き従いながらも密
-
-
土岐頼芸 鷹の絵を得意とする美濃の守護大名で斎藤道三に追放される
大河ドラマ「麒麟がくる」で、尾美としのりが演じていた土岐頼芸を取り上げます。 今年の大河ドラマ
-
-
保科幸松(保科正之)
保科幸松(保科正之) について。 2011年の大河ドラマ「江~姫たちの戦国」が、 最終回を迎
-
-
豊臣秀吉の姉・ともの悲劇!秀次亡き後は日秀尼と称して仏門に入る
大河ドラマ「どうする家康」も終わりましたが、登場人物の紹介は続きます。でも今回、紹介する人物は今回ド
- PREV
- 第4回・殿上の闇討ち
- NEXT
- 藤原璋子VS藤原得子