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今川氏真 徳川家康との関係やその子孫について!最期はどうなる?

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大河ドラマ「どうする家康」で、溝端淳平が演じているのが今川氏真(いまがわうじざね)です。氏真は、今川義元の息子であります。

大河ドラマの今川氏真役ですが、一番古くて1983年「徳川家康」の林与一が演じています。最近では、2017年「おんな城主 直虎」の尾上松也が氏真役でした。尾上松也は、昨年の「鎌倉殿の13人」での後鳥羽上皇役もインパクトありましたね。

ドラマ2回目が終わったところで、父・今川義元が敗死したため急遽、家督を継ぐことになった今川氏真。これからどんな人生を歩んでいくのか早速、見ていきましょう。

今川氏真 今川義元の嫡男として

今川氏真は、天文7年(1538年)に戦国大名である今川義元の嫡男としてこの世に生を受けます。母は、武田信虎の娘である定恵院です。

今川家というのは、足利将軍家に縁のある名門一族であります。名のある戦国大名の中では1位、2位を争う程の名門ですね。その一族を率いる事になる今川氏真は、駿河国および遠江国の戦国大名・今川氏の12代目になります。

戦国時代は戦乱の時代であり、今川家の領国には戦乱を避け多くの知識人や公家が移り住んだと言われています。このため自然と氏真は京の文化を知る事となり蹴鞠や和歌を得意とする文化人的な個性を有していました。

ここには載せる事が出来ませんが、Wikipediaの肖像画で見る限り、今川氏真は父とは違い少しふくよかな恰幅のいい雰囲気を醸し出しています。

今川氏真 早川殿と結婚する

今川氏真は天文23年(1554年) に、北条氏康の娘である早川殿と結婚をします。同時に北条氏と同盟を結ぶことになります。世にいう甲相駿三国同盟ですね。

今川氏真と早川殿は、政略結婚でしたが固い絆で結ばれた仲の良い夫婦でした。史実上の徳川家康と瀬名(築山殿)とは対極にいる夫婦だと思ってます。

早川殿については、後ほど紹介ページを儲けますね。

今川氏真 家督を継ぐ

今川氏真は、永禄3年(1560年)に父・今川義元が桶狭間の戦いで討たれたために家督を継承して今川家を率いていく事になります。

しかし、今川家を建て直す事は叶わずに徐々に今川家は衰退していくのです。

衰退する原因は以下の通りです。

・桶狭間の戦いで今川家の重臣が多数討死したため内部分裂が始まる
・統治下にあった三河の人々からも不満が高まり今川家から離反する
・今川家に従っていた徳川家康が、今川家の支配から離脱して織田家と同盟を結ぶ
・勢いづいた(?)家康や好機を狙っていた武田信玄に領国への侵攻を許す

今川氏真は、衰退する様をただ黙ってみていたわけではありません。

氏真は領国経営で商業を豊かにすべく自由な商売を奨励したり活発な文書発給を行って寺社、被官、国人などを繋ぎ止めようとしました。それでも度重なる離反や隣国から領地を奪われたりと衰退を止める事ができませんでした。

そして、永禄12年(1569年)の掛川城の戦いで領国を全て失う事となり戦国大名としての今川氏はここに滅亡しました。桶狭間の戦いから9年後の事です。

掛川城の戦いで敗れた今川氏真は、正室・早川殿の故郷である北条氏を頼り伊豆に落ち延びる事となります。

今川氏真の最期

戦国大名としての地位を失った今川氏真は、しばらく北条氏に身を寄せていました。しかし、北条氏が武田家と同盟を結ぶ事となり、氏真は北条氏の元を離れる事となります。

その後の今川氏真は、徳川家康の家臣となり庇護を受ける事となりました。京都で、豊臣秀吉や徳川家康から援助を受けて生活していたそうです。

そして、幕府を開いた徳川家康に駿府で会い江戸に屋敷を与えられて亡くなるまで住んだという事です。慶長19年(1615年)、77歳で亡くなりました。妻の早川殿の死別から2年後になります。

激動の生涯を生き抜いた今川氏真ですが、晩年は穏やかに過ごせたのではないでしょうか?氏真の子孫は、将軍に仕え徳川家に高家待遇で迎えられたそうですし今川氏は長く存続したとの事です。

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