阿茶局 徳川家康の側室
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最終更新日:2016/02/25
大河ドラマの登場人物 側室, 徳川家康, 西郷局, 阿茶局
阿茶局 徳川家康の側室。
大河ドラマ「江」第42話に登場した阿茶局について紹介。
阿茶局は、大坂冬の陣のあと徳川方の和議の交渉として、
使者に立った女性です。徳川家康の側室であります。
阿茶局は、沢山いる徳川家康の側室の中でも
大河ドラマや歴史ドラマによく登場する女性です。
和議の交渉役に立ったことでもわかる通り、
聡明で才知にあふれた女性だったようです。
阿茶局は、名前を須和と言います。
父親は、武田家、今川家の家臣だった飯田直政です。
須和も今川家の家臣だった神尾忠重と19歳ではじめの結婚をします。
この時、男子を生んでいますが、夫は結婚からわずか4年で死去。
未亡人になった須和は、その2年後に徳川家康の目にとまり側室になる。
夫になった徳川家康の信頼が厚く、常に側近くに仕えていたそうです。
小牧・長久手の戦いで流産してから家康との間に子供は出来ませんでした。
阿茶局は、生母・西郷局を亡くした徳川秀忠と松平忠吉の
養育にあたりました。
家康が亡くなると、家康の側室は皆、落飾して院号を名乗りましたが、
阿茶局だけは、その才を惜しまれて、剃髪をしませんでした。
江戸城竹橋に邸地を賜わりました。
晩年も徳川和子の入内で母代わりとして上洛したりしました。
後水尾天皇より従一位を与えられました。
そして、阿茶局78歳の時に徳川秀忠が亡くなります。
その時に剃髪し雲光院と名乗る。83才で生涯を閉じました。
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