*

藤原公任は藤原道長よりも名門出身の御曹司!紫式部や清少納言とも交流あり

スポンサーリンク

大河ドラマ「光る君へ」で、町田啓太が演じる藤原公任(ふじわらのきんとう)にスポットをあててみますね。

藤原公任は、名門の出でありながら文化的才能を持ち合わせた人物として知られています。百人一首では、大納言公任の名前で和歌を残していますね。

そんな藤原公任の生涯を紹介していきます。

藤原公任は藤原道長より家柄が良い

藤原公任は、966年(康保3年)に関白・藤原頼忠の嫡男として誕生しました。母も醍醐天皇の孫娘だった事もあり将来エリートコースを進むことが約束された御曹司でした。

実は、藤原公任は同じ年の藤原道長よりも血筋が良いのです。藤原公任と藤原道長は、どちらも藤原北家の流れを組む名門でした。しかし、藤原公任の小野宮流の方が主流だったのです。

しかし、次第に藤原道長の血筋である九条流の一族の方が出世していきます。これは、やはり一条天皇の存在が大きいですよね。

藤原道長の父・藤原兼家や兄・藤原道隆が関白職だった頃は、藤原公任自身なかなか出世出来ずに足踏みしていましたが、藤原道長の時代になると出世していきます。

藤原公任 藤原詮子への失言

藤原公任のお姉さんの一人に円融天皇中宮の藤原遵子がいます。

円融天皇の妻といえば、藤原詮子もいたわけですが、彼女は一人息子を生んでいながら皇后になれませんでした。そして、子を産んでいない藤原遵子が后の位に上がったので、藤原公任はついつい失言をしてしまいます。

藤原詮子の邸宅前を通った時に「この女御(詮子)はいつ后になるんだ」と言ってしまうわけです。しかし、詮子の子が一条天皇として即位する際、詮子側の女官に「素腹の后(子を産まない后)は皇太后の宮にいないけど今はどこに?」と嫌味で返されるのでした。

藤原公任はプライドが高い

藤原公任は、超名門出ということで多分、プライドも高かった事でしょう。出世欲がありライバルでもあった藤原斉信が自分よりも昇進した際に、怒って出仕するのをやめたことがありました。

時の権力者だった藤原道長に辞表を提出するのですが、辞表を書くのに文化人として名高い大江匡衡やその妻・赤染衛門にも手伝って貰って力作を完成させました。

藤原道長は、その力作を読んでどう思ったのかは分かりませんが、藤原公任は7か月間ほど休んだ後に再び昇進したうえで出仕するのでした。ちょっとわがまま?

藤原公任vs紫式部と清少納言

藤原公任は、和歌や音楽や漢詩など全ての文化において多彩な才能を持ち合わせていました。「小倉百人一首」にも選ばれ「拾遺抄」や「和漢朗詠集」も編さんしたりもしました。また、大鏡に「三舟の才」の逸話が載っています。

そんな藤原公任ですが、紫式部と清少納言という二人の才女とのやりとりも伝わっているのですよ。

紫式部には、酔った席で「若紫はこの場所にいないのか?」的なことを尋ねました。紫式部の返答は、「光源氏(のようなイケメン)がこの場にいないのに若紫なんているわけないじゃん」的なことを返しました(笑)

一方、清少納言とは連歌のやりとりをしたという様子が「枕草子」に描かれています。

藤原公任の晩年と最期

藤原公任の晩年は、娘たちを次々と亡くしたことで悲しみが深かったのか次第に出仕しなくなり出家を考えるようになりました。

実際に出家して離れた場所に山荘をつくって住み始めました。その際、先に出家していた藤原道長から和歌と法衣が贈られてきたそうです。そして、1041年(長久2年)1月に享年76歳で亡くなりました。

スポンサーリンク

関連記事

正親町天皇 坂東玉三郎が演じる美しい帝と弟・覚恕との仲

坂東玉三郎が演じている第106代天皇の正親町天皇について調べてみました。 昨日の深夜、NHKで

記事を読む

織田信勝 信長の弟で母・土田御前の溺愛による非業の死

俳優の木村了が演じる織田信長の弟・織田信勝を取り上げます。 いや~、前回、信長が自分の地位を脅

記事を読む

保科幸松(保科正之)

保科幸松(保科正之) について。 2011年の大河ドラマ「江~姫たちの戦国」が、 最終回を迎

記事を読む

徳川将軍家 夫に冷遇された御台所

江は、徳川将軍家で唯一の次期将軍を生んだ御台所であり、夫からも大切にされた女性です。御台所の中では、

記事を読む

朝倉義景の息子たち 溺愛した阿君丸と愛王丸!そして朝倉信景

大河ドラマ「麒麟がくる」では、2、3話前のストーリーだったかと思いますが、朝倉義景が嫡男だった阿君丸

記事を読む

no image

祇王祇女と仏御前

平清盛の寵愛をうけた白拍子ということで、ドラマにも登場した祇王祇女、そして仏御前について取り上げたい

記事を読む

以仁王 木村昴が演じる後白河法皇の第三皇子!源氏に平氏打倒の令旨を促す

「ドラえもん」のジャイアン声優でおなじみの木村昴が、初の大河ドラマ出演で話題になりました。木村昴の「

記事を読む

源応尼 徳川家康の祖母で超絶美人!5度も嫁ぐが夫に先立たれる

はい、本日は、徳川家康の祖母である源応尼(華陽院)を取り上げますね。 大河ドラマ「麒麟がくる」

記事を読む

阿波局 北条政子と北条義時の妹を演じるのは宮澤エマ

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の登場人物、今回は宮澤エマ演じる実衣を紹介していきたいと思います。

記事を読む

徳川家光 竹千代

徳川家光 竹千代 について。 大河ドラマ「江」の登場人物を紹介しています。 今回登場するのは、江

記事を読む

豊臣秀長の死因や妻、描かれた小説と大河ドラマを徹底解説

2026年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」は、豊臣秀吉の弟である豊臣秀長が主

2026 大河ドラマ「豊臣兄弟!」のキャスト|ヒロイン役の永野芽郁の代役は?

2026年の大河ドラマ第65作目となる「豊臣兄弟!」は、久しぶりに戦国

藤原定子 夫・一条天皇に寵愛されたが実家の没落に見舞われた悲運の皇后

母の高階貴子や清少納言は取り上げたのですが、肝心の藤原定子を取り上げて

藤原宣孝 紫式部の夫で歳の差20歳以上?結婚生活は約3年で死別する

紫式部は、源氏物語という名作を世に出しましたが、当の本人は清少納言や和

清少納言と紫式部は犬猿の仲!?2度の結婚と藤原定子への宮仕え

紫式部のライバルとして名高い清少納言を取り上げます。 大河ドラマ

→もっと見る

PAGE TOP ↑