安徳天皇の伝説
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最終更新日:2016/12/19
大河ドラマの登場人物 安徳天皇, 平清盛, 高倉天皇
平清盛が溺愛したといわれる孫の安徳天皇について取り上げてみたいと思います。私の安徳天皇のイメージは、壇ノ浦で祖母に抱かれて入水自殺をする可哀想な幼子です。
安徳天皇は、高倉天皇と中宮徳子(清盛の娘)の間に生まれました。生後生まれてすぐに太子に立てられ、そしてわずか3歳で天皇の位にのぼる。しかし、その後、平氏は源氏との戦いに敗れて壇ノ浦で平氏一門は滅亡します。安徳天皇は、この時わずか8歳だった。
入水するとき、安徳天皇は、祖母の平時子に「どこに連れていくのか」と尋ねた。平時子は、涙ながらに「この世はつらい事ばかりなのでこれから極楽浄土にお連れします」と慰めたらしいです。安徳天皇は歴代の中で最も寿命が短かった。
安徳天皇は、翌日に遺体となって漁師の手で引き上げられてます。何だか、このあたりも平氏の行く末を象徴しているような感じがしますね。
ただ、やはりこういった最期の場合は、どこかに落ち延びたという伝説伝承も多く残るものです。源義経なんかもよく聞きますね。安徳天皇も例外ではありません。平家の落人伝説もありますし。全国いろいろなところで安徳天皇が生き延びたという伝説があるそうです。
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