*

小見の方 濃姫の母で織田信長の義母、斎藤道三との夫婦仲は?

織田信長の正室、濃姫こと帰蝶の実母である小見の方にスポットを当てます。

2020大河ドラマ「麒麟がくる」の登場人物に、娘の帰蝶や義理の息子である織田信長、そして、夫である斎藤道三、ライバルであるはずの夫の側室である深芳野まで登場しますが、小見の方は演じる女優さんも発表になっていないので多分、登場しないと思われます。

小見の方は、どんな女性でどのような一生を送ったのかを調べてみました。

着物

小見の方について

小見の方は、永正10年(1513年)に美濃の明智長山城主であった明智光継の娘として生まれます。そして、明智家の出身で明智光秀の叔母にも当たります。

天文元年(1532年)に、斎藤道三に19歳で嫁いで、天文4年(1535年)22歳の時に娘の帰蝶が誕生します。

小見の方が嫁いだ時、斎藤道三は19歳上の38歳でした。すでに深芳野などの側室がいて子供もいました。

小見の方が産んだ子供は、帰蝶の他に斎藤利治がいることが分かっています。ちなみに斎藤利治は、道三の末っ子であり後に織田家に仕えて本能寺の変で討ち死にします。

その他にも小見の方が産んだ子供がいるかもしれませんが、帰蝶と斎藤利治以外ははっきりわかっていませんね。

小見の方は、天文20年(1551年)、38歳の時に肺の病気で亡くなっているとされていますが、信長方の資料で1569年に帰蝶の母に会う旨の記述があるため1551年死亡説は信憑性が薄いとされています。

小見の方については、この位の情報しかありません。

斎藤道三の正室ではありますが、エピソードを含めると側室の深芳野の方が印象深いかもしれませんね。

ただ、深芳野が斎藤道三の側室になった後に正室として迎えられたのが小見の方です。道三の最後の子を産んだのも小見の方なので、蔑ろにされた正室ではなかったと思います。

斎藤道三との夫婦仲は良かったのかどうか気になりますよね。

小見の方を演じた女優陣

1973年NHK大河ドラマ「国盗り物語」・・・山本陽子
1991年テレビ朝日「戦国乱世の暴れん坊 齋藤道三 怒涛の天下取り」・・・岩崎良美
2005年テレビ東京「国盗り物語」・・・遠野凪子
2012年テレビ朝日「濃姫」・・・藤真利子

ab

広告

関連記事

明智光秀の娘 長女・岸の2度の結婚と最期について

大河ドラマ「麒麟がくる」ですが、本能寺の変まであと5年なんですね。という事は最終回も近いという事か・

記事を読む

空誓上人 三河一向一揆で徳川家康と対立するが後に関係修復する

三河の一向一揆を主導したと伝わる空誓上人(くうせいしょうにん)を取り上げます。 空誓を大河ドラ

記事を読む

西郡の局 徳川家康の娶ったはじめての側室で督姫の母

徳川家康のはじめての側室と伝わる西郡の局(にしのこおりのつぼね)は、大河ドラマ「どうする家康」で北香

記事を読む

酒井忠次 徳川四天王の筆頭で家康の叔父!海老すくいが得意で盛り上げ上手?

今回は、徳川四天王の筆頭であり徳川家康の第一の家臣と言われる酒井忠次(さかいただつぐ)にスポットを当

記事を読む

no image

堀河局 百人一首の女流歌人

今回、取り上げるのは堀河局です。 大河ドラマ「平清盛」では、りょうが演じています。 第4話で、堀河

記事を読む

榊原康政 徳川家康のお気に入りで豊臣秀吉を怒らせた徳川四天王のひとり

徳川家康の家臣であった榊原康政は、大河ドラマに何度も登場している人物です。 今年の大河ドラマ「

記事を読む

深芳野 土岐頼芸から下贈された斎藤道三の側室で美濃一の美女

来年の大河ドラマ「麒麟がくる」で、濃姫を演じる予定だった沢尻エリカの逮捕により出演者変更となった事か

記事を読む

no image

統子内親王(むねこないしんのう)

久々に朝廷側の人物を取り上げたいと思います。 統子内親王(上西門院)という女性で、大河ドラマ「平清

記事を読む

清少納言と紫式部は犬猿の仲!?2度の結婚と藤原定子への宮仕え

紫式部のライバルとして名高い清少納言を取り上げます。 大河ドラマを観てから教科書にも載っていた

記事を読む

足利義昭 室町幕府15代将軍の最期と嫁について!駒は側室?

麒麟がくるの登場人物の中で登場シーンが多いわりにまだここで取り上げていなかった人物ということで足利義

記事を読む

ab

広告

ab

広告

藤原定子 夫・一条天皇に寵愛されたが実家の没落に見舞われた悲運の皇后

母の高階貴子や清少納言は取り上げたのですが、肝心の藤原定子を取り上げて

藤原宣孝 紫式部の夫で歳の差20歳以上?結婚生活は約3年で死別する

紫式部は、源氏物語という名作を世に出しましたが、当の本人は清少納言や和

清少納言と紫式部は犬猿の仲!?2度の結婚と藤原定子への宮仕え

紫式部のライバルとして名高い清少納言を取り上げます。 大河ドラマ

藤原道長の妻 源明子は本来なら女王の身分!源倫子との格差が大きい

藤原道長には、嫡妻である源倫子のほかに妻がもう一人います。源明子と言っ

藤原実資とその妻・桐子の夫婦仲は?日記「小右記」は本当にあった

お笑いの「ロバート」秋山竜次が、大河ドラマ「光る君へ」で藤原実資を演じ

→もっと見る

PAGE TOP ↑