*

大野治長と大蔵卿局

公開日: : 最終更新日:2016/02/25 大河ドラマの登場人物 , , , ,

大野治長と大蔵卿局 の親子を取り上げます。
大河ドラマ「江」での大野治長は、武田真治が演じていますね。
大野治長の母親が、淀殿(茶々)の乳母・大蔵卿局です。

まずは、大野治長の生涯からご紹介します。
淀殿の乳母だった大蔵卿局の息子という事で、
豊臣秀吉に召し抱えられた。

秀吉が亡くなると豊臣秀頼に仕えます。

大野治長は、淀殿の幼馴染で親しい間柄でした。
豊臣秀頼の本当の父親は、大野治長だという説もある。

一時、徳川家康の暗殺疑惑事件の首謀者として罪を問われ、
下総国に流罪にされますが、関ヶ原の戦いで東軍に参戦、
家康から罪を許されて、徳川と豊臣の使者を務めた。

その後、豊臣家の家老だった片桐且元が追放されると、
豊臣家の筆頭家臣となります。

大河ドラマでは、大野治長が大坂の陣を主導したように
描かれていますが、実際は戦には消極的だったらしい。
徳川と豊臣の和平を主張していたが、結局戦になりました。

大坂の陣・なるほど人物事典

大坂夏の陣で、千姫を使者として自身の切腹を条件に
淀殿と秀頼の助命を徳川方に願うが聞き入れてもらえず、
47歳で、淀殿、秀頼らとともに自害して果てました。

一方、大野治長の母・大蔵卿局ですが、淀殿と秀頼が
大坂城の主となると同時に権勢を奮い始めます。
北政所付きの侍女たちが大坂城を去ったためですね。

方広寺の鐘、言い掛かり事件で、豊臣方の使者として、
徳川家康に対面したのもドラマ通りであります。

大蔵卿局もまた、淀殿、秀頼、そして息子・大野治長らと
ともに大坂夏の陣で自害しています。

戦国の世を生きた七人の女 江姫をめぐる女たちの運命

ab

広告

関連記事

北条時房 北条政子・義時の異母弟で鎌倉幕府の初代連署を務める

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の登場人物、最近は13人の御家人を紹介してきましたが、それ以外の人物・・

記事を読む

no image

待賢門院 藤原璋子

大河ドラマ「平清盛」の登場人物を紹介しています。 今回は、ぶっ飛び天然キャラの待賢門院・藤原璋子を取

記事を読む

徳川将軍家 夫に冷遇された御台所

江は、徳川将軍家で唯一の次期将軍を生んだ御台所であり、夫からも大切にされた女性です。御台所の中では、

記事を読む

豊臣秀吉の妹 旭姫は夫と離縁させられて徳川家康の正室になる

大河ドラマ「どうする家康」の放送もあと残り2回ですかね?最終回は確か12月17日でしたね。みだ見てい

記事を読む

円融天皇の愛妻は詮子・遵子ではなく最初の中宮・藤原媓子だった!?

大河ドラマ「光る君へ」に登場する人物という事で、第64代天皇である円融天皇(えんゆうてんのう)を取り

記事を読む

源応尼 徳川家康の祖母で超絶美人!5度も嫁ぐが夫に先立たれる

はい、本日は、徳川家康の祖母である源応尼(華陽院)を取り上げますね。 大河ドラマ「麒麟がくる」

記事を読む

三浦義村 山本耕史が演じる北条義時の親友でしたたかな武将

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で主人公・北条義時の親友として描かれている相模国の御家人・三浦義村を今回

記事を読む

no image

安徳天皇の伝説

平清盛が溺愛したといわれる孫の安徳天皇について取り上げてみたいと思います。私の安徳天皇のイメージは、

記事を読む

赤染衛門 凰稀かなめ演じる女流歌人!紫式部や和泉式部との仲は?

藤原道長の妻・源倫子に仕えていた赤染衛門を取り上げます。読み方は「あかぞめえもん」です。大河ドラマ「

記事を読む

no image

堀河局と佐藤義清

待賢門院の侍女である堀河局と待賢門院に想いを寄せる佐藤義清。 第6回放送では、堀河局と佐藤義清が

記事を読む

ab

広告

ab

広告

藤原宣孝 紫式部の夫で歳の差20歳以上?結婚生活は約3年で死別する

紫式部は、源氏物語という名作を世に出しましたが、当の本人は清少納言や和

清少納言と紫式部は犬猿の仲!?2度の結婚と藤原定子への宮仕え

紫式部のライバルとして名高い清少納言を取り上げます。 大河ドラマ

藤原道長の妻 源明子は本来なら女王の身分!源倫子との格差が大きい

藤原道長には、嫡妻である源倫子のほかに妻がもう一人います。源明子と言っ

藤原実資とその妻・桐子の夫婦仲は?日記「小右記」は本当にあった

お笑いの「ロバート」秋山竜次が、大河ドラマ「光る君へ」で藤原実資を演じ

藤原義懐 大出世する花山天皇の叔父!ドラマとは乖離する人物像

大河ドラマ「光る君へ」で印象に残った人物として花山天皇の叔父にあたる藤

→もっと見る

PAGE TOP ↑