藤原道兼 七日関白と呼ばれた藤原道長の兄!大河ドラマ「光る君へ」の悪役
NHK大河ドラマ「光る君へ」の初回放送で、ある意味強烈なインパクトを残した藤原道兼(ふじわらのみちかね)を取り上げていきます。
「光る君へ」では、玉置玲央が演じていますね。本人もSNSで「玉置玲央や藤原道兼を嫌いになっても光る君へは嫌いにならないで」と呼び掛けています(笑)
「光る君へ」での藤原道兼役は、大奥での役柄とは全く逆の印象で演技の幅が広い役者さんですね。ちなみに、元乃木坂メンバー 若月佑美の旦那さんでもあります。
藤原道兼とは?
藤原道兼は、藤原北家の摂政及び関白に上り詰めた藤原兼家の三男になります。(嫡子としては次男) 同母兄に藤原道隆、同母妹に藤原詮子、同母弟に藤原道長がいます。
藤原道兼の父・兼家は、娘の詮子が生んだ懐仁親王(一条天皇)を早く即位させたくて花山天皇が邪魔でした。そのため藤原兼家が、花山天皇を騙して出家させてしまいます。その手口というのが結構、汚くて・・・。
藤原道兼が花山天皇を騙した!?
花山天皇は、寵愛深かった藤原忯子を亡くしたことで情緒不安定になっていました。そこに目をつけた藤原道兼は、天皇に出家を勧めました。その際に、道兼自身も一緒に出家すると約束したので、天皇は承諾しました。
しかし、道兼は出家する前に父に会ってくると言い残したまま元慶寺で剃髪まで済ませた天皇のもとに戻ることはありませんでした。
花山天皇が騙されたと気付いた時には既に遅し。一条天皇即位の準備がすでに出来上がっていたのでした。この一連の出来事を「寛和の変」と言います。
花山天皇も気の毒ですが、簡単に騙される方もどうかと思います(汗)
藤原道兼 七日関白になるまで
一条天皇が即位すると祖父にあたる藤原兼家は、摂政になります。その息子たちも順調に出世しますが、兼家亡き後に関白の座を引き継いだのは長兄の藤原道隆でした。
藤原道兼は、自分が一条天皇を即位させるのに一役買ったのに関白を兄に持っていかれたことに憤慨しました。でもやがて巡ってくるのですよ、関白職が!
その4年後、道隆が病になり亡くなったことで念願の関白に就いた道兼でしたが、数日後に今度は自分が病になり亡くなりました。享年35歳という若さでした。関白宣下を受けてから約10日ぐらいに死去したので彼を「七日関白」と呼びます。
藤原道兼の人物評
史実の藤原道兼は、ドラマの描かれ方と同様に酷い評価となっています。
「大鏡」「栄花物語」での藤原道兼は、顔色が悪くて毛深く醜い上に性格も冷たく意地が悪いという人物評でした。容姿も性格も悪いって事ですかね?酷い・・・。
ただ、ドラマのように紫式部の母を感情の赴くまま殺害するといった乱暴な面は史実で確認することは出来ません。どちらかというと、道兼の嫡子・兼隆にそのような気質があった模様です。
藤原兼隆は、「小右記」に厩舎人を殴り殺すのを命じたという文章が載っているそうです。また、自分の家の下女が右大臣家の下女と喧嘩した際、相手側の下女の家を襲撃したという話も残されているそうです。藤原兼隆のすぐにキレるところはドラマ上の藤原道兼に反映しているのかもしれませんね。
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