*

白河法皇の殺生禁断令

公開日: : 最終更新日:2016/12/19 歴代・大河ドラマの紹介 , , ,

大河ドラマ「平清盛」第2話で、白河法皇が下した殺生禁断令について調べてみました。

殺生禁断令というのは、漁や狩りなどをして生き物を殺して食べてはいけないという規律です。
白河法皇がはじめて出したお触れではなく、ずっと昔からこのような殺生禁断令は出されていました。

殺生禁断令と似ていて思い出すのが、ご存知、あの生類憐みの令です。
一見、「生類憐みの令」の対象は、イヌだけに思われがちですが、あれは生き物全般でした。
犬のほか、猫、鳥、魚、貝、虫、人間の乳幼児にまで対象が及んだようです。
当時、子供のしつけ出来なかったのでは?

余談ですが、『古事談』という書物に、白河法皇の殺生禁断令を破った人物が記されています。
加藤成家という人物で、平清盛の父である平忠盛の家臣でした。
祇園女御の食事に鮮鳥を出して殺生禁断令を破りました。
主人である平忠盛の命令に従い、殺生禁断令を仕方なく破ったと白河法皇の前で開き直ったそうです。

ドラマの劇中では、鱸丸の父親が殺生禁断令を破って捕えられました。
鱸丸の父は、漁師でしたので言わば仕事をするなという命令です。
漁師から漁を取り上げるのは、死活問題、死ねということ。
どっちみち死ぬのであれば殺生禁断令に逆らって死んだほうがマシという事か?

ドラマでは、清盛が鱸丸に「助けられなかった」と謝っているので、鱸丸の父は殺されたのだろうな。

しかし白河法皇ってむちゃくちゃなお人ですね。
最高権力者で、やりたい放題。
早くも第2話で亡くなりましたが・・・

白河法皇は、女性関係も派手でしたが、実は若い頃はそうでもなかったようです。
30歳ぐらいで死に別れた中宮とは仲が睦ましく子供にも恵まれたようです。
その頃は、妻妾もあまりいなかったが、中宮が亡くなってから派手になって女だけでなく男にも手を出していたとか。

ab

広告

関連記事

濃姫の代役が川口春奈に決定!信長の正室、帰蝶の生涯と過去に演じた女優陣

明智光秀が主人公となる2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」ですが、撮影も順調に行われていたと思った矢

記事を読む

no image

第1回・ふたりの父

2012年NHK大河ドラマ「平清盛」がスタートしました。 ドラマの始まりは、源氏の棟梁である源頼朝

記事を読む

清盛と八坂神社のつながりとは?

清盛の縁の土地を紹介します。今回は、祇園の八坂神社です。八坂神社は、京都を代表する神社のひとつです。

記事を読む

no image

第8回・宋銭と内大臣

大河ドラマ「平清盛」第8回(2012年2月26日放送)は【宋銭と内大臣】でした。 宋銭は、宋のお金

記事を読む

麒麟がくるの視聴率推移 同時間帯「ポツンと一軒家」「世界の果てまでイッテQ!との比較

大河ドラマ「麒麟がくる」の記事、ここ最近は登場人物の紹介をしていました。 ここで、初回からいま

記事を読む

no image

崇徳天皇 呪い?

崇徳天皇は「悲運」「哀れ」という言葉が似合います。 「怨霊伝説」まである崇徳天皇はどんな人

記事を読む

no image

第16回・さらば父上

平清盛のあらすじです! 第16回、2012年4月22日放送分。 「さらば父上」というタイトル

記事を読む

no image

第24回・清盛の大一番

大河ドラマ「平清盛」第24回放送のあらすじ。 保元の乱は、後白河帝の勝利で終わり敗者の崇徳上皇は讃

記事を読む

大河ドラマの歴代ランキングは?戦国時代の作品のおすすめ

今週の大河ドラマ「麒麟がくる」も面白かったですね! ここまで毎週、視聴している「麒麟がくる」で

記事を読む

no image

第20回・前夜の決断

大河ドラマ「平清盛」のあらすじを紹介しています。 2012年5月20日放送の第20回 「前夜の

記事を読む

ab

広告

ab

広告

藤原定子 夫・一条天皇に寵愛されたが実家の没落に見舞われた悲運の皇后

母の高階貴子や清少納言は取り上げたのですが、肝心の藤原定子を取り上げて

藤原宣孝 紫式部の夫で歳の差20歳以上?結婚生活は約3年で死別する

紫式部は、源氏物語という名作を世に出しましたが、当の本人は清少納言や和

清少納言と紫式部は犬猿の仲!?2度の結婚と藤原定子への宮仕え

紫式部のライバルとして名高い清少納言を取り上げます。 大河ドラマ

藤原道長の妻 源明子は本来なら女王の身分!源倫子との格差が大きい

藤原道長には、嫡妻である源倫子のほかに妻がもう一人います。源明子と言っ

藤原実資とその妻・桐子の夫婦仲は?日記「小右記」は本当にあった

お笑いの「ロバート」秋山竜次が、大河ドラマ「光る君へ」で藤原実資を演じ

→もっと見る

PAGE TOP ↑