徳川家康 正室 築山殿
公開日:
:
最終更新日:2016/02/25
大河ドラマの登場人物 徳姫, 徳川家康, 正室, 築山殿
徳川家康 正室 築山殿 について。
大河ドラマ「江」の2011年1月23日放送で、江に衝撃を与える
「築山殿事件」の悲運の女性、築山殿にスポットを当てます。
築山殿は、徳川家康の正室で、今川義元の姪にあたる人物です。
徳川家康との間には、長男の信康と長女の亀姫がいます。
築山殿は、家康が人質になっていた名門の戦国大名、今川家の血筋。
気位が高くかなり嫉妬深い性格だとされているようです。
1560年の桶狭間の戦いで、今川義元が討たれた事により、
家康は岡崎に帰還、築山殿も一緒に岡崎城に入ろうとするが、
しかし、義母の於大の方の命令で岡崎城に入る事は許されず。
築山殿は、岡崎城の外れにある惣持尼寺で、幽閉同然の生活を強いられた。
そして、1567年に息子の信康と織田信長の長女・徳姫が結婚するが、
依然として、築山殿は城外に住まわされたままであった。
1570年にやっと、築山殿は岡崎城に移り住むことができた。
嫁の徳姫は、信康との間に姫2人を産んでいたが、築山殿は、
信康に息子がいないことを心配して側室を迎えさせた。
1579年、徳姫は父の織田信長に12ヶ条の訴状を送る。
その内容は、築山殿が徳姫の悪口を信康に吹き込んだことや
築山殿が武田家と内通している事などです。
徳姫の訴状を見た織田信長は激怒。
もともと気性が荒い上に娘可愛さも手伝ってか信長は、
徳川家康に築山殿と信康の処刑を命じた。
築山殿は、夫・徳川家康の命で殺害される。
そして、嫡男だった信康も半月後に二俣城で切腹した。
徳姫は、その後、岡崎城を後にして美濃に帰ったそうです。
2人の姫は、家康の元に置いていったらしい。
築山殿と徳姫は、嫁姑の関係が険悪だったのと同じように
徳姫と信康も夫婦仲がうまくいってなかったようです。
関連記事
-
-
保科幸松(保科正之)
保科幸松(保科正之) について。 2011年の大河ドラマ「江~姫たちの戦国」が、 最終回を迎
-
-
北条時房 北条政子・義時の異母弟で鎌倉幕府の初代連署を務める
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の登場人物、最近は13人の御家人を紹介してきましたが、それ以外の人物・・
-
-
足利義輝 剣豪で知られる悲運の最期を遂げる足利13代将軍!
大河ドラマ「麒麟がくる」の登場人物という事で、今回は室町幕府の第13代将軍・足利義輝をクローズアップ
-
-
三淵藤英役を演じるのは谷原章介!忠義に厚い足利将軍家の奉公衆
室町幕府の足利将軍家にて奉公衆の役職にあった三淵藤英。今回は、その実像に迫りたいと思います。大河ドラ
-
-
藤原道綱母 蜻蛉日記の作者は本朝三大美人の一人!道長の父・藤原兼家の妾妻
藤原道長の父である藤原兼家には、嫡妻である時姫以外にも当然の如く妻がいました。有名どころでは、「蜻蛉
-
-
渋沢市郎右衛門 渋沢栄一の父の生涯について!実はお婿さん
渋沢栄一の父である渋沢市郎右衛門を取り上げたいと思います。 大河ドラマ「青天を衝け」では、小林
-
-
徳川国松(忠長)の生涯
徳川国松(忠長)の生涯 について。 江姫と徳川秀忠の次男で、徳川家光の弟である国松。 後の駿府藩
- PREV
- 織田信長について
- NEXT
- 江 あらすじ 3話【信長の秘密】
