北条時房 北条政子・義時の異母弟で鎌倉幕府の初代連署を務める
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の登場人物、最近は13人の御家人を紹介してきましたが、それ以外の人物・・・ドラマを見ていて気になっていた人物を紹介したいと思います。
その人物とは、瀬戸康史演じる北条時房です!
北条時房は、北条時政の子であり北条政子・北条義時の異母弟にあたります。それから、時房の実母に関してですが今のところ不明となっています。
北条時房 北条政子・義時の異母弟
北条時房が吾妻鏡などに登場するようになるのは、鎌倉幕府の2代将軍・源頼家の時世です。頼家の側近として、比企能員の子たちと共に仕えるようになってからです。
北条時房は容姿に優れ立ち振る舞いも良く蹴鞠が得意だったこともあり源頼家や後鳥羽上皇にとても気に入られていたそうです。
また、北条氏が実権を握ってからは畠山重忠の乱や和田合戦で武人としての活躍をみせます。出世街道まっしぐらという感じで遠江守、駿河守、武蔵守に任ぜられました。
鎌倉幕府の3代将軍・源実朝が暗殺されると次の鎌倉殿となる藤原頼経を連れてきたり承久の乱後には初代の六波羅探題南方となりました。さらに、最終的には鎌倉幕府の初代連署に就任する事となりました。
鎌倉幕府の六波羅探題と連署とは?
六波羅探題は、鎌倉幕府が京都に配置した出先機関の事です。連署は、鎌倉幕府の執権を補佐する役職であり今で言う国のナンバー2(副総理)みたいな感じでしょうか?
北条時房は、時の執権・北条泰時とは政務の面でぶつかる事もあったようですが、良きパートナー関係を築いたと言われています。
そして、1240年の享年66才で亡くなるまで北条氏の長老として重きをなしました。
北条時房の愛称はトキューサ?
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でもいい味を出している北条時房。視聴者の間では、トキューサなんて名前で呼ばれていたりします。
なぜ、トキューサという名で呼ばれるようになったかと言うと第30回のドラマ場面で北条時房が父・北条時政と義母・りくに改名する事を報告した際にりくが「トキューサ?」と聞き間違えたことでトキューサの文字テロップが表示されてしまいました。
視聴者からの反響が凄くそれ以来、北条時房=トキューサになったという事です。
関連記事
-
-
榊原康政 徳川家康のお気に入りで豊臣秀吉を怒らせた徳川四天王のひとり
徳川家康の家臣であった榊原康政は、大河ドラマに何度も登場している人物です。 今年の大河ドラマ「
-
-
亀姫 徳川家康の長女で奥平信昌の正室!その生涯は波乱万丈だった?
徳川家康と築山殿の間に生まれた亀姫にスポットを当てたいと思います。大河ドラマ「どうする家康」では、女
-
-
麒麟がくるの稲葉一鉄役は村田雄浩!有能な武将で春日局の祖父
大河ドラマ「麒麟がくる」の登場人物紹介、今回はベテラン俳優の村田雄浩さんが演じる稲葉良通を取り上げて
-
-
松永久秀は茶器を抱いて爆死した戦国三大梟雄の一人!大河では吉田鋼太郎がハマり役
大河ドラマ「麒麟がくる」の登場人物、第1話から気になる人物を挙げていきその生涯や人物像などを紹介して
-
-
摂津晴門 片岡鶴太郎が演じるインパクトある悪役は本当に悪い人?
久しぶりの更新になります。ここ2か月ほど、忙しくて大河ドラマを観る暇がなかったので、録画していたのを
-
-
弘徽殿の女御・よしこは花山天皇に寵愛され過ぎて死去した?
忙しくて中々、大河ドラマ「光る君へ」を観れずにいたのですが、ようやく第5話の録画を見ることが出来まし
-
-
服部正成 服部半蔵の2代目!徳川家康に忠義を尽くす
徳川家康と言えば、忍者を支配下にしていたことは有名です。その忍者の中で最も知名度があるのが服部半蔵で
-
-
豊臣秀吉の姉・ともの悲劇!秀次亡き後は日秀尼と称して仏門に入る
大河ドラマ「どうする家康」も終わりましたが、登場人物の紹介は続きます。でも今回、紹介する人物は今回ド
-
-
比企尼とは?源頼朝の乳母で伊豆に流された頼朝を長年助け続ける
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」から草笛光子演じる比企尼にスポットを当てていきますね。比企尼は源頼朝の乳
-
-
江が溺愛した徳川忠長の子供はあの松平長七郎!?
徳川家光の弟で、家光よりも出来が良く、江が溺愛したとされる徳川忠長。 最期は、家光の邪魔となり28
