*

祇王祇女と仏御前

公開日: : 最終更新日:2016/12/19 大河ドラマの登場人物 , ,

スポンサーリンク

平清盛の寵愛をうけた白拍子ということで、ドラマにも登場した祇王祇女、そして仏御前について取り上げたいと思います。清盛が、仏御前のために、寵を奪われた祇王に舞を踊らせるという残酷な仕打ちをしていましたが、史実なのかどうかなど調べてみました。

仏御前

加賀国出身で、幼少の頃から仏教に熱心だった。仏御前という名前はそこから来ているようです。14歳の時、叔父を頼って上京をして白拍子になる。京で人気が出たため、時の権力者だった清盛の屋敷に向うが門前払いをされる。当時、清盛には寵愛されていた祇王がいたからです。しかし、祇王のとりなしで清盛の前で芸をみせ寵愛を受ける事になる。

祇王は、親切心が仇になってしまい、清盛の寵愛が仏御前に移ってしまうのです。しかし、仏御前も又、すぐに清盛から離れ出家。そして、祇王たちがいる祇王寺に入りともに仏門に励んだそうです。その後、仏御前は、出身地の加賀国に戻り20歳という若さでなくなっています。

祇王

祇王は、近江国の祇王村出身です。祇王の名前もここからきているのかな?祇女は妹で、姉妹で人気の白拍子でした。仏御前の登場まで清盛に寵愛されていたが、寵愛を失ってからは、惨めな扱いを受けて自殺しようとまでしていたらしい。しかし、母親の説得で思いとどまり、その後21歳の若さで、祇王寺で仏門に入る。彼女も短命だったようです。

スポンサーリンク

関連記事

藤原定子 夫・一条天皇に寵愛されたが実家の没落に見舞われた悲運の皇后

母の高階貴子や清少納言は取り上げたのですが、肝心の藤原定子を取り上げていなかったので、本日は悲運な皇

記事を読む

牧の方 りくという名前で登場する北条時政の後妻

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ですが、今回登場する人物は宮沢りえが演じている北条時政の後妻・りく にな

記事を読む

三淵藤英役を演じるのは谷原章介!忠義に厚い足利将軍家の奉公衆

室町幕府の足利将軍家にて奉公衆の役職にあった三淵藤英。今回は、その実像に迫りたいと思います。大河ドラ

記事を読む

徳川家光 竹千代

徳川家光 竹千代 について。 大河ドラマ「江」の登場人物を紹介しています。 今回登場するのは、江

記事を読む

明智光秀 本能寺の変

明智光秀 本能寺の変 今回、取り上げるのは明智光秀です。 主君、織田信長を裏切り本能寺の変で自害

記事を読む

麒麟がくるの稲葉一鉄役は村田雄浩!有能な武将で春日局の祖父

大河ドラマ「麒麟がくる」の登場人物紹介、今回はベテラン俳優の村田雄浩さんが演じる稲葉良通を取り上げて

記事を読む

徳川忠長の正室 松孝院

江に大変可愛がられた徳川忠長。 大河ドラマ「江」では、さすがに忠長の最期まではやらなかったのですが

記事を読む

松平昌久の裏切り 三河一向一揆で徳川家康から敵側に寝返った後はどうなる?

徳川家康の家臣・松平昌久(まつだいらまさひさ)を取り上げます。昌久は、主君・家康に付き従いながらも密

記事を読む

豊臣秀吉の妹 旭姫は夫と離縁させられて徳川家康の正室になる

大河ドラマ「どうする家康」の放送もあと残り2回ですかね?最終回は確か12月17日でしたね。みだ見てい

記事を読む

榊原康政 徳川家康のお気に入りで豊臣秀吉を怒らせた徳川四天王のひとり

徳川家康の家臣であった榊原康政は、大河ドラマに何度も登場している人物です。 今年の大河ドラマ「

記事を読む

藤原定子 夫・一条天皇に寵愛されたが実家の没落に見舞われた悲運の皇后

母の高階貴子や清少納言は取り上げたのですが、肝心の藤原定子を取り上げて

藤原宣孝 紫式部の夫で歳の差20歳以上?結婚生活は約3年で死別する

紫式部は、源氏物語という名作を世に出しましたが、当の本人は清少納言や和

清少納言と紫式部は犬猿の仲!?2度の結婚と藤原定子への宮仕え

紫式部のライバルとして名高い清少納言を取り上げます。 大河ドラマ

藤原道長の妻 源明子は本来なら女王の身分!源倫子との格差が大きい

藤原道長には、嫡妻である源倫子のほかに妻がもう一人います。源明子と言っ

藤原実資とその妻・桐子の夫婦仲は?日記「小右記」は本当にあった

お笑いの「ロバート」秋山竜次が、大河ドラマ「光る君へ」で藤原実資を演じ

→もっと見る

S